イギリスとアメリカ、南極氷河の崩壊を予測する共同研究を開始

発表日:2018.04.30

イギリス自然環境研究会議(NERC)は、アメリカ国立科学財団(NSF)とともに、南極氷河の大規模な崩壊を予測する「国際スウェイツ氷河共同研究(ITGC)」プログラムを開始する。西南極のスウェイツ氷河では既に融解が進んでおり、これだけで世界の海面上昇の約4%を占めている。崩壊すれば世界中で著しい海面上昇を引き起こす。ITGCは今後数十年または数世紀の間にスウェイツ氷河の崩壊が始まるかどうかを調査する。研究資金は2000万ポンド確保され、2018年10月~2021年にかけて8件の大規模プロジェクトを実施する。これは1940年代後半に南極半島の地図作成事業が完了して以降、南極大陸における両国間の最大の共同研究となる。韓国、ドイツ、スウェーデン、ニュージーランド、フィンランドの科学者も加わり、計100人以上が参加。温水噴射機を搭載した深さ1500メートルに到達する最新の掘削機、航空機、砕氷船などによる支援を行い、氷の流れに変化を引き起こす原因を把握するため、氷自体、周囲の海洋と気候を調査する。

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