気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、2018年3月13~16日にパリで開催された第47回総会がIPCC総会初の炭素中立を達成したことを発表した。気候中立をめざす国連のイニシアティブ「Climate Neutral Now」の一環として、クリーン開発メカニズム(CDM)のクレジットを購入し、参加者の移動や会場から発生する炭素排出をオフセットした。IPCC総会ではIPCC信託基金の援助を受けた途上国と経済移行国の参加者の移動については、2014年以降、炭素排出をオフセットしている。第47回総会では、開催国のフランス政府がIPCC信託基金による支援の対象外の参加者の移動や会場となったユネスコ本部からの炭素排出オフセット費用を負担した。IPCCのホーセン・リー議長はフランス政府の取組を高く評価し、IPCCは今後の会議でも炭素中立を継続していきたいと述べた。第48回総会は韓国の仁川で2018年10月1~5日に開催され、1.5℃特別報告書(SR15)の政策決定者向け要約について検討する。
情報源 | 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) |
分野 | 大気環境 環境総合 |
キーワード | CDM | IPCC | 炭素排出 | 炭素中立 | SR15 | 気候変動に関する政府間パネル | Climate Neutral Now |
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