世界気象機関、北極圏を中心に大規模な森林火災が発生中と報告

発表日:2018.07.30

世界気象機関(WMO)は、北半球の各地で平年以上の高温や乾燥が続き、北極圏や地中海地域、北米大陸西海岸で森林火災が多発していることを報じた。スウェーデンでは2018年夏季は今のところ異例な高温と少雨を記録しており、南部では記録上最も乾燥した夏となっている。同国では50件以上の森林火災が発生し、過去20年間の森林火災発生面積の平均が約1900ヘクタールであったのに対し、2018年は3万ヘクタールを超えているという。シベリアや極東ロシアでも推定9万ヘクタール超の森林火災が発生。2018年7月前半には、ロシア連邦サハ共和国の森林火災から発生した煙が北極海を超え、アラスカ、カナダ北西部、グリーンランド西海岸に到達した。森林火災の発生は、降雨や風など自然の変動性に大きく左右されるが、森林火災の拡大を決めるのは主に植物の乾燥と高温で、風向や風速も影響する。北方は地球全体の平均よりも速く温暖化しており、近年の北方森林の火災は過去1万年間で最大のペースで発生しているという。

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