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 世界気象機関、2018年夏の世界の高温など極端気象を報告

発表日:2018.09.07


  世界気象機関(WMO)は、2018年夏の気象について世界各地からの情報をまとめ報告した。世界的にみると、2018年8月の平均気温は、最高気温を記録した2016年8月と0.2℃差の史上4番目の高温だった。2018年初めに発生したラニーニャ現象の冷却効果も長期的温暖化傾向に及ばなかった。ヨーロッパの夏の平均気温は、イギリスは2006、2003、1976年に並ぶ史上最高、ドイツとフランスは史上2番目、北欧及びバルト諸国も史上最高を記録し、スペインとポルトガルは8月に熱波を観測した。この夏、アメリカの平均気温は史上4番目の高温タイ記録で、日本は史上5番目、このほか8月のロシアの大部分の地域、中国と東南アジア、最南端を除くアフリカ南部で平均を上回った。南極圏の多くの地域では平年よりはるかに暖かく、オーストラリアも史上に残る暑い冬を経験した。アメリカ西部、カナダ、ギリシャ等で高温と乾燥による大規模森林火災、インド、ラオス、カンボジア等で豪雨と大洪水、オーストラリアで干ばつ等、世界各地で極端気象による災害が相次いだ。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境
キーワード 世界気象機関 | ラニーニャ現象 | 長期的温暖化
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