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 アメリカ環境保護庁、森林火災の大気汚染から国民を守る煙探知モバイルアプリを更新

発表日:2018.10.16


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、森林火災時の大気質の状況と煙による健康被害から身を守る方法をユーザーに伝える無料モバイルアプリ「煙探知」を更新した。森林火災の煙は、目や耳、鼻、呼吸器の問題を引き起こし、肺・心疾患を悪化させる可能性がある。特に子供や妊婦、高齢者は煙の影響を受けやすい。アプリは市民も参加する調査研究の一環で、研究の目的は、森林火災の煙が人々の健康や生産性にもたらす影響の把握、煙への曝露時に健康を守る方法の特定、煙への曝露によるリスクを伝える効果的な戦略の開発である。アプリは2017年に試験運用を始め、大気質指数(AQI)を用いた大気質の現況・予測と森林火災の場所と煙流を示す地図を提供。更新版では新たに、1)森林火災時の大気汚染物質2種(微小粒子状物質、オゾン)の測定時刻付き最新測定値、2)個々の火災に関する最新情報、3)アメリカ本土での煙・オゾンの毎時予測を示す地図、4)森林火災の煙への曝露に関する知識テスト、等を追加した。EPAは今回の更新に関する公開ウェブセミナーも実施するという。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 大気環境
キーワード アメリカ環境保護庁 | 森林火災 | 健康被害 | 大気質 | 煙探知 | モバイルアプリ | 大気質指数
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