アメリカエネルギー省(DOE)は、世界的に必要とされている安全で安価な水を安定確保するための革新的な技術の開発を目指し、アメリカ環境保護庁(EPA)と連携して「水安全保障グランドチャレンジ」を実施すると発表した。報賞制度、コンテスト、初期段階の研究開発に対する助成、関係機関や産業界等との連携により2030年までに次の5項目の目標を達成する。1)コスト競争力のある清浄水を生産できる淡水化技術の実用化。2)エネルギー産業の廃水の資源化。3)新規の火力発電所の水への影響をほぼゼロに、既存発電所の淡水使用を大幅に削減。4)都市排水からの資源回収を倍増。5)地域の特性や国家安全保障、災害対応を考慮した小規模で効率的なエネルギーと水の循環システムの開発。DOEはEPAとの連携に加え、2018年7月、シェブロン・テクノロジー・ベンチャーズと協力して、石油・天然ガス開発で生じる廃水の低費用の処理技術を開発すると発表した。今後さらに政府諸機関、産業界、利害関係者の協力を求めていく考えである。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース シェブロン・テクノロジー・ベンチャーズとの協力について |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | アメリカエネルギー省 | 廃水 | アメリカ環境保護庁 | 水安全保障グランドチャレンジ | 清浄水 | 淡水化技術 | 都市排水 | 循環システム |
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