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 ドイツ連邦環境省、ブルーベルト構築へ河川沿岸地帯の近自然化プロジェクトの助成を開始

発表日:2019.02.19


  ドイツ連邦環境省(BMU)は、連邦水路沿岸の近自然化を進める新たな助成プログラムを開始した。対象は水路沿岸の近自然化プロジェクトを計画している自然保護・環境保護団体や地方自治体で、河川景観の再生に向け、沿岸地帯や湿地帯の復元、不要になったダムや排水施設の撤去、対策実施に必要な土地の購入や補償金の支払いを支援する。このために2019年予算で400万ユーロが拠出される。この助成は、連邦の水路を相互につなげ、ビオトープネットワークの形成を目指す連邦プログラム「ブルーベルト」の一部である。シュルツェ連邦環境大臣は、この助成プログラムがブルーベルトの実現に向けた重要な一歩だとし、プロジェクトの実施には州の機関や地域団体の積極的な参加も必要だと述べた。ジェッセル連邦自然保護庁(BfN)長官は、生態系の状態が良好な河川は、ドイツ全体で約10%に留まっていると指摘し、この助成によって河川沿岸地帯の状況が改善され、自然の河川景観の中で生物種と生息空間が拡大することへの期待を示した。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 自然環境
キーワード ドイツ連邦環境省 | 生物種 | ブルーベルト | 助成プログラム | 水路沿岸 | 近自然化 | 自然保護・環境保護団体 | ビオトープネットワーク | 河川沿岸地帯 | 生息空間
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