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 気候変動に関する政府間パネル、海洋・雪氷圏に関する特別報告書の執筆者会合をロシアで開催へ

発表日:2019.02.28


  気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、2019年3月4~8日にロシアのカザンで、「海洋・雪氷圏に関するIPCC特別報告書(SROCC)」の第4回主執筆者会合を開催する。37カ国から約130人の科学者が集まる同会合では、各章及び政策決定者向け要約(SPM)の推敲や、二次ドラフトに寄せられたコメントへの検討が行われ、最終ドラフトが作成される。2019年1月には二次ドラフトに対する専門家・政府レビューが完了し、1万件以上のコメントが出されていた。今後は、まず2019年6月14日~8月9日にSPMに対する政府レビューが行われる。そして同年9月20~23日に開催されるIPCC第51回総会での各国政府による承認を以て報告書が完成し、9月25日に公表となる。同報告書には、気候変動の自然科学的根拠、海洋や沿岸域、極域、高山地域の生態系とこれらに依存している人間社会が受ける気候変動の影響、及び気候変動に対する生態系の脆弱性と適応力の分析や、気候変動に強い開発を行うための選択肢が盛り込まれるという。

情報源 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) プレスリリース IPCC 第4回主執筆者会合期間中の関連イベント情報
国・地域 国際機関
機関 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
分野 地球環境
キーワード 生態系 | 気候変動 | 政府間パネル | 洋・雪氷圏に関するIPCC特別報告書
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