世界気象機関、オーストラリアが異例な熱波と火災に見舞われていると報告

発表日:2019.11.21

世界気象機関(WMO)は、2019年11月21日現在、オーストラリアで山林火災が多発し折からの高温、強風、大気と土壌の乾燥により勢力を増していると報告した。同日、オーストラリア気象局は、ビクトリア州の一部地区に対し、火災に関して最も危険度の高い警報(カタストロフィック)を発した。前日にも南オーストラリア州の多くの地区で最も危険度の高い状況が観測されている。2019年1月~10月の平均気温は過去110年間で2番目に高く、降水量は過去120年間で2番目に少なかった。特にオーストラリア東部、南部では2017年当初から渇水傾向が続く。2019年10月~2020年4月の予報は熱帯性低気圧は平年より少ないが熱波と火災リスクは高いとしており、今後が懸念される。2019年初めに発表された報告書「気候の現状2018」は、同国の多くの地区における年間の山林火災危険度予測指標(FFDI)値の上位10%に入る日数の増加を示して火災シーズンの長期化、激甚化に言及し、気候変動の寄与を指摘している。

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