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 国連環境計画、化学物質の安全な使用は、生物多様性の保護に役立つと報告

発表日:2020.06.03


  国連環境計画(UNEP)は、化学物質や廃棄物による環境汚染は、世界的な生物多様性の損失の主な原因の一つであり、化学物質や廃棄物の製品ライフサイクル全体に対応した法的枠組みを構築することで、化学物質が生物多様性に及ぼす影響を抑制できると報告した。2006年に承認された「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM)」は、その法的・規制的枠組みの開発を推進しており、2020年までに環境と人間の健康への悪影響を最小限に抑える方法で化学物質が生産、使用されるように、化学物質のライフサイクル全体を健全に管理するための戦略ツールとして使われている。化学物質から生物多様性を守る鍵は以下の通り。1)使い捨てプラスチックの消費量と不要な廃棄を削減する。2)医薬品や有害物質は、排水溝に流さず適切な処理施設に持ち込む。3)ミツバチ等の花粉媒介者に有害な化学物質を含む農薬の使用を控える。

情報源 国連環境計画(UNEP)ニュース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 健康・化学物質 環境総合
キーワード 生物多様性 | 化学物質 | 国連環境計画 | 廃棄物 | 環境汚染 | 使い捨てプラスチック | 製品ライフサイクル | 国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ | 戦略ツール | 化学物質を含む農薬
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