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 アメリカ海洋大気庁、衛星が科学者と海洋生物をつなぐ3つの方法を紹介

発表日:2020.06.29


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、海洋生物の観察を衛星により補完する3つの方法を紹介した。1)クジラやサメ、マグロ、ウミガメなどの海洋生物に衛星タグ(発信機)を付けて、海中の移動軌跡を確認する。移動データと環境観測衛星のデータを組み合わせることで、生物が特定の移動ルートをなぜ選ぶのかを把握することができる。2)環境観測衛星で撮影したデータを処理することで海面のクロロフィル(葉緑素)が豊富な植物プランクトンの分布をカラー画像で可視化し、海域毎の生産性の違いを判別しやすくする。これにより、漁業専門家が商業目的の漁業や資源保護の健全性をより深く理解することができる。3)解像度の高い衛星画像を使い、海洋ごみや油の流出状況を監視する。それにより、生態系への影響を把握し、海洋生物にとって重要な生息地を保護するとともに、生態系を回復させるための活動方針を決めることができる。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 海洋生物 | 生態系 | アメリカ海洋大気庁 | 植物プランクトン | 資源保護 | クロロフィル | 海洋ごみ | 衛星タグ | 海中の移動軌跡 | 環境観測衛星
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