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 IPCCパチャウリ議長、バルセロナ会合にメッセージ

発表日:2009.11.04


  気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のパチャウリ議長は、2009年11月3日、バルセロナで開催された国連の気候変動交渉会合にビデオメッセージを送り、気候変動に関する科学的側面の重要性を訴えた。パチャウリ議長は、IPCCの第4次評価報告書(2007年公表)は確かなもので、コペンハーゲン会議で合意に達するためには、この報告書を重視しなければならないと強調。直ちに対策を講じるメリットや、気候変動の緩和策に伴うコベネフィット(エネルギー安全保障、大気の浄化等)にも触れた。また、バルセロナ会合のサイドイベントにはIPCCの専門家が参加し、第4次評価報告書の成果や最新の科学的知見を紹介した。なお、10月26~29日に開催されたIPCCの第31回総会では、今後5年間の行動計画が承認され、2013/2014年度に完成予定の第5次評価報告書について、3つの作業部会の検討作業が示された。同報告書では、特に、社会経済的な側面や持続可能な開発への影響、地域の詳細な情報等に重点を置いて、気候変動に関する最新の知見を提供するという。

情報源 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
分野 地球環境
キーワード 地球温暖化 | 気候変動 | IPCC | コペンハーゲン | 科学 | 緩和策 | 第5次評価報告書 | パチャウリ | 第4次評価報告書 | コベネフィット
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