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 欧州環境庁、人間活動がヨーロッパの海に負荷をかけていると報告

発表日:2020.12.09


  欧州環境庁(EEA)は、海上および陸上での様々な人間活動が最深部の海底にまで及んでおり、ヨーロッパの海域の93%に悪影響を与えていると、「欧州の海における様々な負荷とその複合的な影響」のタイトルで概要を説明した。主な負荷としては、汚染、生息地の喪失、沿岸や大陸棚で最も活発に行われている底引き網漁による影響などが含まれている。気候変動は、海洋生態系の回復力に対する懸念をさらに強めている。最も広範囲に影響が及んでいるのは北海の沿岸部と大陸棚、バルト海とアドリア海の一部、そして、地中海西部の大陸棚域である。また地中海と黒海では、評価のためのデータが欠けているエリアがあることが確認された。EUの海洋経済の成長は海洋空間と資源をめぐる競争の激化をもたらしており、海上と陸上での人間活動を持続可能なものにするためには、海洋生態系を劣化させるものであってはならない。

情報源 欧州環境庁(EEA)ニュース Multiple pressures and their combined effects in Europe's seas
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 地球環境 自然環境 水・土壌環境 環境総合
キーワード 気候変動 | EU | 欧州環境庁 | 汚染 | 海洋生態系 | 海底 | 人間活動 | 海洋経済 | 欧州の海における様々な負荷とその複合的な影響 | 海洋空間
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