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 ドイツ連邦環境省、世界最大規模の海洋保護区設置を決定

発表日:2021.10.01


  ドイツ連邦環境省(BMU)は、北東大西洋の海洋環境保護に関する条約(OSPAR条約)の締約国の環境大臣が、2021年10月1日、新たな海洋保護区の設置に合意したことを発表した。海洋環境の利用の劇的な増加の影響を受け、海洋の生物多様性は容認できないレベルまで減少しているため、OSPAR諸国は拘束力のある環境目標を設定し、世界最大級の海洋保護区創設を決定した。同保護区の面積は約60万平方キロメートルで、沿岸・海洋地域の少なくとも10%を保全するという世界的な目標が、この海洋地域で達成されることになる。同保護区の設置は、対象地域に生息する非常に多くの海鳥の保護を目的としており、海岸の漂着ごみを2025年までに50%、2030年までに75%削減すること、および2030年までに北東大西洋の30%を海洋保護区に指定することを目標とする。同決定により、自然保護を支援し、生息地としての海洋の回復力を強化し、未来世代のリスクの予防を促進する。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU)プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 生物多様性 | ドイツ連邦環境省 | 海洋保護区 | 自然保護 | 生息地 | 海鳥 | 漂着ごみ | 北東大西洋 | OSPAR条約 | OSPAR諸国
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