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 国連環境計画、環境汚染による薬剤耐性の拡大に警鐘

発表日:2023.02.07


  国連環境計画(UNEP)は、薬剤耐性(AMR)に関するグローバル・リーダーズ・グループの第6回会合において、AMRの環境的側面に関する報告書を発表した。AMRにより、2050年までに年間最大1,000万人が死亡する可能性があり、これは2020年の世界のがんによる死亡者数に匹敵する。地球の三重危機(気候変動、自然・生物多様性の喪失、汚染と廃棄物)は、気温の上昇と極端気象、微生物多様性を変化させる土地利用の変化、生物学的・化学的汚染を伴っており、これらはすべて、AMRの発生と拡大に寄与している。AMRは人、動物、植物、環境の健康が密接に関連し、相互依存していることを認識する「ワンヘルス」対応を必要とする。AMRに対するワンヘルスの対応において、環境に関する行動を包括的かつ協調的に強化することは、人間と自然に対するAMRのリスクと負担を軽減し、地球の三重危機への対処にも役立つものとなる。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 健康・化学物質
キーワード 生物多様性 | 気候変動 | 土地利用 | 国連環境計画 | ワンヘルス | 薬剤耐性 | 死亡者数 | AMR | 微生物多様性
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