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 オランダ、CO2貯留基地としてオランダ北部のガス田を提案

発表日:2010.06.24


  オランダ政府は、大規模CO2回収・貯留(CCS)プロジェクトの開始場所として、北部3ヶ所のガス田が最有力候補地との見解を発表した。オランダは、CCSが省エネルギー、再生可能エネルギーとならぶ気候変動対策の柱であるとの観点から、実現に向けた可能性調査を行ってきた。政府の要請で調査に当たったガス会社は、貯留可能量、CO2輸送・貯留の費用対効果、各関係者の役割、大規模CCS事業の実現への障害について調査を行い、北部の9ヶ所を2015年のCCS実施候補地として特定。現在、政府はそのうちフローニンゲン州とドレンテ州にある3ヶ所を最有力候補地としているが、今後、詳細調査を行い、CCS事業としての安全性と環境上の要求事項を満たせば、2011年に最終決定するという。また、政府は関係自治体と共同して、住民及び関係者に十分な情報提供を行い、住民の意見に公正に対応するための包括コミュニケーション・プロセスを開始。自治体向けに個々の要求に応じた情報を提供するほか、地元の自然環境組織、企業、当局が意見交換をするためのプラットフォームも設置した。

情報源 オランダ住宅・国土計画・環境省(VROM) プレスリリース
国・地域 オランダ
機関 オランダ住宅・国土計画・環境省(VROM)
分野 地球環境 環境総合
キーワード CCS | コミュニケーション | 安全性 | オランダ住宅・国土計画・環境省 | VROM | CO2回収・貯留 | 実現可能性 | 住民
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