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 世界資源研究所(WRI)、中南米とアジアの13都市のバス輸送改革に関する報告書を発表

発表日:2010.10.13


  世界資源研究所の持続可能輸送センター(EMBARQ)は、中南米とアジアの13都市のバス輸送改革について考察した報告書「公共輸送の近代化」を発表した。これは輸送システムに関する政策決定者が計画立案、導入、運用の際に直面する課題をまとめたもので、途上国の都市でバス輸送システムを刷新する際に同じような問題を回避できるよう、都市輸送システム立案者への提言も示している。報告書によると、各都市でバス輸送の刷新に取り組んだ結果、大気汚染や温室効果ガスの排出低減等、各種条件に改善がみられた。また、バス高速輸送システム(BRT)網の導入では輸送効率が向上し、1時間当たり4万5000人を輸送するルートもあるなど利用率も高く、設備投資も1km当たり1250万ドル以下と、比較的低かった。報告書で扱った13都市のうち9都市(メキシコのレオンとグアダラハラ、コロンビアのボゴタとペレイラ、ブラジルのクリティバ、エクアドルのグアヤキルとキト、メキシコのメキシコシティ、チリのサンティアゴ)については、今後詳細なケーススタディが出る予定である。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境 大気環境 環境総合
キーワード 都市交通 | 公共交通 | 大気汚染 | 温室効果ガス | バス | 世界資源研究所 | WRI | アジア | 政策決定者 | 中南米
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