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 デンマーク、2050年までに再生可能エネルギーへの完全転換を目指す戦略計画を発表

発表日:2011.11.25


  デンマーク政府は、「私たちのエネルギー」と題する、2050年までのエネルギー戦略計画を発表した。これは、グリーン成長の促進という同政府の目標を実現するための具体策を示したもので、先の「エネルギー戦略2050」を強化した内容である。この計画は、再生可能エネルギー100%によるエネルギー供給の実現を長期目標に掲げており、2020年までにエネルギー消費を大幅に削減し、国内使用電力の50%を風力エネルギーで供給可能とした上で、2030年までに石炭火力発電所を段階的に廃止、2035年までに電気・熱を再生可能エネルギーで100%供給するとしている。また、2020年には、エネルギー効率改善や再生可能エネルギー利用拡大などの施策に対し56億クローネを支出するよう要請。これらの分野では企業や家庭による投資も数十億クローネに達すると予想されているが、こうした投資によるエネルギー消費削減で総エネルギーコストは縮小し、結果的には、2020年までに69億クローネを節約できるとしている。化石燃料コストが上昇すれば、その節約額はさらに増大すると見込んでいる。

情報源 デンマーク気候・エネルギー・建物省 プレスリリース
国・地域 デンマーク
機関 デンマーク気候・エネルギー・建物省
分野 地球環境 環境総合
キーワード 風力発電 | 再生可能エネルギー | エネルギー効率 | 化石燃料 | 投資 | 熱エネルギー | エネルギー消費 | グリーン成長 | エネルギー戦略 | デンマーク気候・エネルギー・建物省
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