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 カナダ、経済は成長したが温室効果ガスの排出量は増加せず、経済と環境の両立を実証

発表日:2012.04.11


  カナダ政府が発表した報告書によると、2009年から2010年にかけて経済は3.2%成長したにもかかわらず、温室効果ガスの排出は増加しておらず、経済成長と排出削減の両立が実証されたという。報告書は、「温室効果ガスインベントリ報告書」「温室効果ガス報告プログラム施設別データおよび概要報告」「環境持続可能性指標プログラム温室効果ガス指標」で、排出状況の全体像がわかるよう3つ同時に発表された。これらによると、各部門で排出削減に向けた取組が進んでいることから、2005年以降、石油、ガス、電力など、ほとんどの部門で温室効果ガスの排出が減少しており、全体では年間48メガトンの削減に成功した。1人当たりのCO2排出量は20.3トンと、1990年以降で最低のレベルにとどまっている。ケント環境大臣は、「カナダにとって景気の回復が最優先事項であるが、クリーンで健康的な環境と、雇用や経済成長を両立させるためのさまざまな取組が効果をもたらしている。今後も経済と環境に対し、責任ある実践的な取組を行っていく」としている。

情報源 カナダ環境省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境省
分野 地球環境 環境総合
キーワード CO2 | 温室効果ガス | 持続可能 | カナダ環境省 | 排出削減 | 環境経済 | インベントリ | 雇用 | 経済成長 | 景気
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