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 アメリカエネルギー省、メタンハイドレートのエネルギー資源としての可能性や環境との関連を探る研究プロジェクトを助成

発表日:2012.08.31


  アメリカエネルギー省は、将来のエネルギー資源として期待されるメタンハイドレートの性質や産出状況、開発可能性、及び環境との関連を探る14の研究プロジェクトへの助成を発表した。メタンハイドレートは、内部に天然ガスを閉じ込めた氷状の結晶で、北極圏の永久凍土や世界の大陸棚周辺の海底下に存在する。その潜在量は膨大で、既存技術で探査・生産できる量も相当量と推定されており、同国のエネルギー供給拡大に向け、シェールガスに続く新たな天然ガス資源として有望視されている。しかし、その研究は未だ初期段階にあり、自然環境におけるガスハイドレートの役割分析、環境に配慮したガス商業生産の実証、深海の資源量評価など、課題は多い。2012年前半にアラスカ州ノーススロープでメタンハイドレートから天然ガスの安全かつ安定採掘に成功した実地試験を踏まえ、今回の各プロジェクトでは実地研究を中心に、深海ガスハイドレートの特性評価、気候変化のガスハイドレート層への影響評価、ガスハイドレート層の基礎特性の更なる解明に取り組むという。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境 環境総合
キーワード アメリカエネルギー省 | DOE | 天然ガス | 気候変化 | 助成 | 深海 | 開発 | ハイドレート | 影響評価 | メタンハイドレート
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