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 鹿島建設(株)など、道路の除染を安全に効率的に行える「道路高圧除染車」を開発

発表日:2013.03.14


  鹿島建設(株)と鹿島道路(株)は、道路の除染を安全に、かつ、効率的に行うことができる「道路高圧除染車」を開発し、福島県田村市の道路除染に導入したと発表した。道路の除染は、人力による高圧洗浄(洗浄水の圧力15MPa)が基本とされ、除染効果を高めるために、人力による高圧洗浄に加え、ブラシ、界面活性剤等が活用されている。しかし、人力による高圧洗浄は作業効率が低く、洗浄水が周囲に散らばるために二次汚染の懸念があった。今回開発した車両は、排水性舗装道路の目詰まりを回復させる「排水性舗装機能回復車」を除染仕様に大幅に改造したもの。洗浄水の圧力を20Mpaまで高めるとともに、ノズルを固定式から旋回式に変更する等の改造を行ったことで、人力での除染作業に比べて除染効果、施工効率共に向上し、さらに、除染ムラ、汚染水拡散(二次汚染)が極めて少ない道路除染を実現することができたとしている。両社では、今後も高線量地域から低線量地域まで幅広く除染作業に活用していく方針という。

情報源 鹿島建設(株) プレスリリース
機関 鹿島建設(株) 鹿島道路(株)
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 鹿島建設 | 汚染 | 福島県 | 田村市 | 除染 | 鹿島道路 | 洗浄水
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