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 鹿島建設(株)、富岡町本格除染に向け除染工事の合理化技術を開発

発表日:2013.09.20


  鹿島建設(株)は、放射線量モニタリング並びに除染の出来高管理、さらに除染作業員の労務・線量管理を合理化する新技術を開発し、福島県富岡町の除染工事に導入すると発表した。富岡町の除染工事は、これまでにない規模の除染を短期間に行う予定となっているため、これまで主に紙で行っていた線量管理や出来高管理、また、作業員の労務管理をITにより合理化することが求められていた。今回開発したシステムは、1)装着式の放射線モニタリングシステム、2)指紋認証を用いた作業員の労務管理及び線量管理システム、3)GIS(地理情報システム)を用いた除染工事出来高管理システム、を組み合わせたもの。そのうち1)は、高精度で軽量なGNSS(全地球測位システム)装置と、計測器をオンライン化しデータを伝送するシステムを開発。放射線計測機から記録用タブレットに無線によりデータ伝送することにより、計測員によるバラつきや転記ミスの恐れがなくなり、従来4名で行っていた測量・線量モニタリング作業を2名で行うことができるという。

情報源 鹿島建設(株) プレスリリース
機関 鹿島建設(株)
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード モニタリング | 鹿島建設 | 地理情報システム | GIS | 福島県 | 放射線 | 除染 | 富岡町 | GNSS
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