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国土交通省、全国の合流式下水道改善の進捗状況の評価結果を公表
発表日：2008.09.05
国土交通省は、全国191都市の合流式下水道改善の進捗状況の評価結果について公表した。合流式下水道は、雨天時にし尿を含む未処理下水が放流されることがあるため、水質汚濁や悪臭、公衆衛生上の観点から社会問題化している。このため同省では、合流式下水道の改善状況について、19年度より毎年進捗状況を公表している。公表結果によると、計画どおりに改善事業が進捗していないと評価される都市数（C及びD評価）が、全体の4割を占めているものの、前回（平成18年度末）から4都市減少の76都市となり、D評価の都市数は、23都市から7都市に大幅に減少した。同省では、今回の結果を踏まえ、平成19年度に作成した「効率的な合流式下水道改善計画策定の手引き（案）」を活用した「合流式下水道緊急改善計画」の見直しを促進するとともに、改善対策の低コスト化と新技術の導入を図り、効率的・効果的に改善対策が進むよう支援していくという。
