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 三菱レイヨンと三浦工業、省スペースを実現する排水再利用パッケージ装置を開発

発表日:2015.02.09


  三菱レイヨン(株)と三浦工業(株)は、省スペースを実現する排水再利用パッケージ装置を共同開発し、2015年4月から発売を開始すると発表した。排水の再利用は、工場で使用する水量を節約できるため、上下水道代の高い地域でのコスト削減や製造水原単位低減になり、環境貢献ならびに経済貢献を実現するもの。今回開発した装置は、MBR(膜分離活性汚泥法)膜に加えてRO(逆浸透)膜を搭載したもの。既存排水処理設備に設置することで、再利用対象排水の約70%を良質な水に処理して、製造工程などに再利用可能とする。三菱レイヨンが新しいMBR膜として開発した「低水深対応薄型モジュール」と三浦工業の装置パッケージ技術を融合させ、従来の排水再利用装置に比べて設置面積を50%削減。さらに、運転の安定化(目詰まり低減の膜構造と自動洗浄、水温水質の影響を受けにくい流量フィードバック制御の採用)、パッケージ化による工事期間の大幅な短縮、さらには競争力のある価格を実現したという。

情報源 三菱レイヨン(株) ニュース(PDF)
三浦工業(株) ニュースリリース
機関 三菱レイヨン(株)(現:三菱ケミカル(株)) 三浦工業(株)
分野 水・土壌環境
キーワード RO膜 | 逆浸透膜 | 三菱レイヨン | 膜分離活性汚泥法 | 排水処理 | 三浦工業 | MBR | 再利用 | 省スペース
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