産業技術総合研究所と日本バイオプラスチック協会(JBPA)は、共同研究の成果が、国際規格ISO16620シリーズとして発行されたと発表した。環境負荷低減や、枯渇性資源である石油の消費量削減のために、石油由来ではなくバイオマス由来のプラスチック材料の開発が進んでいる。バイオマス由来のプラスチック「バイオマスプラスチック」は、外観からは石油由来かバイオマス由来かがわからないため、識別・判別方法が必要であった。JBPAは、バイオマス由来であるバイオマスプラスチックの使用促進のために、バイオマスプラ識別表示制度を運営している。今回発行されたのは、同制度に用いるバイオマスプラスチック度の計算方法を国際規格化したもの。ISO規格の番号をバイオプラスチック製品に明示することで、世界市場に通用するバイオベース度の指標となる。また、バイオマスプラスチック製品にバイオマス原料やバイオマスプラスチックがどの程度使用されているのかを規格化された計算法で明示できるため、バイオプラスチック製品の信頼性の向上が期待されるという。
情報源 |
産業技術総合研究所 研究成果
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機関 | 産業技術総合研究所 日本バイオプラスチック協会(JBPA) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | バイオマスプラスチック | バイオマス | 産業技術総合研究所 | ISO | 国際規格 | 信頼性 | 日本バイオプラスチック協会 | JBPA |
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