国内ニュース


 環境省、平成25年度大気汚染に係る環境保健サーベイランス調査結果を公表

発表日:2015.07.24


  環境省は、平成25年度大気汚染に係る環境保健サーベイランス調査の結果を公表した。同調査は、昭和63年公害健康被害補償法改正(第一種地域指定解除)に伴い、地域人口集団の健康状態と大気汚染との関係を定期的・継続的に観察し、必要に応じて所要の措置を講ずるため、平成8年度から毎年度行われているもの。今回、平成25年度調査の結果、オッズ比による検討において、3歳児調査及び6歳児調査ともに、大気汚染(SPM)とぜん息に有意な正の関連性が認められた。同省では、これまでにSPMとぜん息との有意な正の関連性が認められる結果が得られたことが何度かあったが、その間においても、常に有意な正の関連性が認められるような一定の傾向として捉えられる状況にはなく、今後も注意深く観察するという。また、PM2.5は、常時監視体制の整備状況を踏まえ、背景濃度を試行的に推計する等により、同調査で解析・評価するための手法について検討する。さらに、健康影響が懸念される光化学オキシダントも検討を行うという。

情報源 環境省 報道発表資料
環境省 報道発表資料(訂正について)
機関 環境省
分野 健康・化学物質
大気環境
キーワード 大気汚染 | 環境省 | SPM | 疫学 | 光化学オキシダント | PM2.5 | 常時監視 | ぜん息 | 環境保健サーベイランス調査 | 公害健康被害補償法
関連ニュース

関連する環境技術