北海道大学は、パシフィックコンサルタンツ(株)及び兵庫県立大学との研究チームによる環境DNA解析によるニホンザリガニの生息調査の概要を発表した。今回の研究は、札幌近郊の河川上流域21箇所で採水した沢水の環境DNA解析(リアルタイムPCR法:合成酵素連鎖反応法)と野外の捕獲調査の結果を検証したもの。その結果、ニホンザリガニが捕獲された10箇所の河川で採取した水から、ニホンザリガニの特異的なDNAが検出された。ニホンザリガニは河川上流部の石の下に隠れて生息しているため、その調査は困難であり、生息確認には多大な時間やコストがかかる。今回の研究成果は、環境DNAを用いた調査が従来の調査手法より、簡易にかつ確実に水生生物の有無を明らかにできることを示唆しているという。
情報源 |
北海道大学 プレスリリース(PDF)
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機関 | 北海道大学 パシフィックコンサルタンツ(株) 兵庫県立大学 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | モニタリング | 河川 | 水生生物 | 北海道大学 | 兵庫県立大学 | 生息 | パシフィックコンサルタンツ | 環境DNA | ニホンザリガニ |
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