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 奈良県、平成28年度ガンカモ類生息調査の結果を公表

発表日:2017.02.27


  奈良県は、平成28年度ガンカモ類生息調査の結果を公表した。同調査は、ガン・カモ・ハクチョウ類の冬期生息状況を把握し、鳥獣保護行政の基礎資料とするため、毎年1月中旬に全国一斉に実施されているもの。今回、全調査地118箇所のうち113箇所で、カモ類17種を観察した(ガン類・ハクチョウ類の観察無し)。観察数合計は20,206羽で、昨年度より約1,577羽増加した。昨年度と比較して観察数の増減が大きかったのは、コガモ1,051羽増、オシドリ834羽増、カルガモ245羽減、マガモ149羽減。また、全国でも有数のオシドリの渡来地である十津川村の二津野ダムでは、オシドリが前年比188羽増と、観察数合計やオシドリの総数が大きく増加しているのに対し、二津野ダムのオシドリの増加は少なかった。調査時期と取水関係工事の時期が重なったことがひとつの要因に考えられるという。なお、珍しい種類では、トモエガモ1羽、ホオジロガモ1羽、スズガモ1羽が観察された。

情報源 奈良県 報道発表資料
奈良県 ガンカモ類生息調査
機関 奈良県
分野 自然環境
キーワード 渡り鳥 | ガン | カモ | 生息調査 | ハクチョウ | 鳥獣保護 | 奈良県 | 渡来地 | 観察
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