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 神戸大など、光合成における効率的な化学エネルギー生成の仕組みを解明

発表日:2017.03.01


  神戸大学と名古屋大学は、植物の光合成における効率的な化学エネルギー生成の仕組みを解明した。植物光合成に関する研究では、光のエネルギーを利用して水分解反応を行っている膜タンパク質複合体(光化学系II複合体)が効率よく電荷を伝達する構造の解明が課題となっている。今回の研究は、光化学反応により電荷を受けた中間体分子に着目し、電子スピン分極イメージング法という手法を用いて、膜タンパク質複合体において光照射直後に生成した電荷分離状態の構造と電子軌道の重なりの特性を解析したもの。これは、水分解反応において酸化力を損失することなく、太陽光エネルギーから効率的に化学エネルギーを産出する仕組み、すなわち「人工光合成系の設計への応用」につながる成果であるという。

情報源 名古屋大学 プレスリリース(PDF)
機関 神戸大学 名古屋大学
分野 地球環境
キーワード 名古屋大学 | 植物 | 光合成 | 神戸大学 | 人工光合成 | 水分解 | 電荷 | 光化学系 | 膜タンパク質
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