東北大学の研究グループは、基礎生物学研究所、東京大学、エルピクセル(株)と共同で、サンゴと細胞内共生している単細胞藻類・褐虫藻の共生能力を解明した。近年、サンゴと褐虫藻の共生崩壊によるサンゴ礁の死滅(白化現象)が問題視されている。今回研究チームは、1)実験室内で褐虫藻を効率よく培養する方法を確立し、2)薬剤処理による選抜を行った上で、DNAやRNAなどの素になる化合物(ウラシル)を合成する酵素の遺伝子に突然変異が生じた株を単離することに成功した。また、この突然変異株の共生能力を2つの培地で比較したところ、3)代謝経路のオン・オフが、共生を制御するスイッチとして働くことが示唆されたという。
情報源 |
東北大学 プレスリリース
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機関 | 東北大学 基礎生物学研究所 東京大学 エルピクセル(株) |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 東京大学 | 東北大学 | サンゴ礁 | 白化 | 共生 | サンゴ | 突然変異 | 褐虫藻 | 基礎生物学研究所 | エルピクセル |
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