環境省は、平成28年のダイオキシン類の排出インベントリー(排出量の目録)を取りまとめ、公表した。平成28年のダイオキシン類の排出量は、114〜116g-TEQ/年(TEQ:毒性等量)で、平成27年の排出量(118~120g-TEQ/年)に比べ減少した。ダイオキシン類対策特別措置法に基づき定められた「我が国における事業活動に伴い排出されるダイオキシン類の量を削減するための計画」(平成24年環境省告示第115号)では、ダイオキシン類削減目標量(大気への排出のうち火葬場、たばこの煙、自動車排出ガスを除く。)は176g-TEQ/年とされている。削減目標量は着実に減少しているという。