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 東北大など、次世代型防災対応エネルギーマネジメントの試験運用を開始

発表日:2018.05.08


  東北大学と仙台市は、同市内において、既設の防災対応型太陽光発電システムをベースに開発した「次世代型防災対応エネルギーマジメント」の試験運用を平成30年4月から開始したと発表した。同マネジメントは、同発電システムの課題である、1)CO2フリー電力の未利用問題、2)蓄電池の寿命問題、を解決し、防災性と環境性の向上を図ったもの。太陽光発電量や電力使用量、気象情報等の各データから予測制御技術を利用して、遠隔監視による電力の見える化と最適化制御を行い、太陽光発電電力の有効活用、蓄電池の長寿命化、電力のピークシフトによる電力料金削減、更に気象情報に応じた防災力の向上、CO2排出量の削減につなげるという。同試験では実運用における効果の検証を行うとともに、自治体や個人が持つ発電設備をまとめ、一つの発電所のように活用する「仮想発電所(バーチャルパワープラント:VPP)」への展開も期待できるという。

情報源 東北大学 プレスリリース
機関 東北大学
分野 地球環境
キーワード 東北大学 | 蓄電池 | 仙台市 | 太陽光発電システム | 防災対応 | 次世代型 | 防災対応エネルギーマジメント | CO2フリー電力
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