経済産業省は、「ZEBの実現と展開に関する研究会」の報告書を公表した。同省は、2009年5月より、「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の実現と展開に向けて、同研究会を立ち上げ、計8回にわたる検討を重ねてきた。ZEBとは、建築物における一次エネルギー消費量を、建築物・設備の省エネ性能の向上、エネルギーの面的利用、オンサイトでの再生可能エネルギーの活用等により削減し、年間の一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物のこと。今回、我が国の建築物のZEB化に向けた新たなビジョンの提案や、課題とその対応策としての提言をまとめた。これによると、2030年までに新築建築物全体でZEB化が実現され、既築の省エネ改修の効率も大幅に高まると、2030年の業務部門の一次エネルギー消費量は概ね半減するという。また、ZEB化への取組は幅広い産業にとって成長の機会で、我が国は省エネビルの設計・制御でも世界をリードすべきとしている。
情報源 |
経済産業省 報道発表
|
---|---|
機関 | 経済産業省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 省エネルギー | 経済産業省 | ビル | 建築物 | エネルギー効率 | ZEB | 一次エネルギー |
関連ニュース |
|