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 JFEエンジなど、シンガポールでバイオコークス利活用実証を開始

発表日:2021.03.03


  JFEエンジニアリング(株)(以下、JFEエンジ)と近畿大学は、南洋理工大学(シンガポール、以下、NTU)と共に、シンガポールにおいて燃料としてバイオコークスを利用する実証事業を、2021年5月より開始する。JFEエンジは、2017年にNTUからシャフト式ガス化溶融炉の建設工事を受注・2019年3月に竣工し、NTUと共にこの溶融炉でさまざまな実証試験を行ってきた。同国では、木くず等の木質系バイオマスの一部および汚泥系バイオマスの大部分が未利用となっており、同国環境庁が未利用バイオマスの利活用を進めるために公募した補助事業(The Waste-To-Energy Test-Bedding and Demonstration Funding Initiative)においてNTUとJFEエンジの提案する実証事業が採択された。この実証は、茶葉や木くずなどさまざまなバイオマスを原料として利用できる特長を持つバイオコークスを開発した近畿大学と3者で行い、ごみの溶融処理に要する燃料の一部にバイオコークスを使用し、エネルギーの地産地消実現と、未利用バイオマスを有効活用した廃棄物処理技術の確立を目指すという。

情報源 JFEエンジニアリング(株) ニュースリリース
近畿大学 news
〔参考〕The National Environment Agency Programmes & Grants
〔参考〕JFEエンジニアリング(株) ニュースリリース(2017年4月14日)
機関 JFEエンジニアリング(株) 近畿大学 南洋理工大学
分野 ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード 廃棄物処理 | シンガポール | バイオマス | JFEエンジニアリング | 近畿大学 | バイオコークス | 南洋理工大学 | ガス化溶融炉 | エネルギーの地産地消 | シャフト式ガス化溶融炉
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