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 京都市、2019年度の温室効果ガス排出量・総エネルギー消費量を公表

発表日:2021.08.12


  京都市は、温室効果ガス排出量及び総エネルギー消費量を公表した。2019年度の温室効果ガスの排出量は、約622万トンであり、前年度に比べて9万トン・1.4%減少となり、京都市地球温暖化対策条例(2050京からCO2ゼロ条例)に定める削減目標の基準である2013年度と比べても、162.1万トン・20.7%の減少となった。東日本大震災以降、原子力発電の稼働停止に伴う電力不足を火力発電量の大幅な増加により補い、火力発電に著しく依存した電源構成へと変化したことから、電気のCO2排出係数が悪化し、温室効果ガスの排出量は増加傾向であった。温室効果ガス排出量の主な増減要因は、総エネルギー消費量の減少実際に排出された温室効果ガス排出量のうち、8割以上が「電気」、「都市ガス」、「燃料油等」のエネルギーの使用によるCO2であることから、エネルギーの消費量を減らすことは、温室効果ガス排出量の削減につながる。市民・事業者の省エネルギーや節電等の取組に加え、2019年度は、2018年度に比べ7月の日照時間が短く、気温が低く、冬は記録的な暖冬であったことから、減少したものと考えられる。今回、市民・事業者の省エネルギーや節電等の取組によって、総エネルギー消費量は2013年度以降で最も少なくなり、温室効果ガスの排出量は7年連続で減少した。

情報源 京都市 広報資料
機関 京都市
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | 温室効果ガス | 京都市 | 節電 | 東日本大震災 | 京都市地球温暖化対策条例 | 温室効果ガス排出量 | 総エネルギー消費量 | 暖冬 | 2050京からCO2ゼロ条例
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