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 社寺林・ゴルフ場も、環境省「自然共生サイト」受付開始!

発表日:2023.04.03


  環境省は、令和5年4月3日から「自然共生サイト」の申請受付を開始すると発表した。「自然共生サイト」は、生物多様性の価値を有し、事業者、民間団体・個人、地方公共団体による様々な取組によって、本来の目的に関わらず、生物多様性の保全が図られている区域。COP15(生物多様性条約第15回締約国会議)において、2030年までの新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標(30by30目標)が盛り込まれた。30by30ロードマップでは、国立公園等の保護地域の拡張に加え、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)を設定することが主要施策とされている。同省では『民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域』を「自然共生サイト」に認定する制度を令和5年度から開始し、令和5年中に100ヶ所以上の認定を目指している。また、同サイト認定区域のうち、保護地域との重複を除いた区域については、OECMとして国際データベースに登録することとしている。同サイト認定により、当該サイトの生物多様性の価値の維持又は質の向上が促進され、日本における30by30目標の達成に貢献するとともに、生物多様性の保全にポジティブな効果が波及していくことが期待されている。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード COP15 | ゴルフ場 | 生物多様性保全 | 民間団体 | OECM | 30by30 | 自然共生サイト | 保護地域以外 | 社寺林 | 昆明・モントリオール生物多様性枠組
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