新潟県は、三菱ガス化学(株)と脱炭素社会の実現に向けた未利用消化ガス売却に関する基本協定を締結したと発表した(締結日:令和5年6月7日)。流域下水道の下水処理過程で発生する消化ガスは、これまでも処理場内で使用する電力の発電燃料などとして有効利用してきているが、消化ガスの利用率は約85%に留まっており、未利用分は焼却していた。同県では、更なる消化ガスの有効利用を図るため、企画提案の公募を行い、今回、三菱ガス化学と基本協定の締結に至った。バイオメタノールは消化ガスの主成分であるメタンと二酸化炭素の両方を原料として製造される。今後、同社新潟工場(新潟市北区)において、日本初となる消化ガスを原料としたバイオメタノールを製造する。浄化センターでの消化ガス出荷設備および新潟工場での消化ガス受入設備の完成後、2024年春より既存装置を活用し製造を開始する予定。将来的には新潟工場での消化ガス利用をさらに拡大し、製造される化学品のカーボンフットプリント低減、カーボンニュートラル化を推し進めることも視野に入れるという。
情報源 |
新潟県 新着情報
三菱ガス化学(株) ニュースリリース |
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機関 | 新潟県 三菱ガス化学(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | 下水処理 | 三菱ガス化学 | メタン | 新潟県 | バイオメタノール | 新潟市 | 消化ガス | 脱炭素社会 | 新潟工場 | 新潟浄化センター |
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