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 東京・森ヶ崎水再生センター消化ガス発電事業、三機工業に優先交渉権

発表日:2024.01.19


  東京都大田区に位置する「森ヶ崎水再生センター」の消化ガス発電事業について、優先交渉権者が三機工業(本社:東京都中央区)に決定した。東京都下水道局では、森ヶ崎水再生センター消化ガス発電事業に必要な施設の設計、建設及び維持管理等を委託する事業者を令和5年7月に一般公募型プロポーザル方式により公募、応募された事業提案に対する「森ヶ崎水再生センター消化ガス発電事業提案審査委員会」での審査を行った。その結果を踏まえ、優先交渉権者が決定した。国内最大の下水処理施設である森ヶ崎水再生センターでは、平成16年4月から令和6年3月までの期間、下水汚泥の処理過程で発生する未利用のバイオマス資源である消化ガスを利用した発電事業である森ヶ崎水処理センター常用発電事業を実施しており、年間約2千万キロワット時の電気を発電、同センターの約2割の電気を賄っている。優先交渉権者である同社の事業提案では、森ヶ崎水再生センターの約3割の電力を供給、再生可能エネルギーの利用拡大による温室効果ガス排出量の削減(約1万トン-CO2/年)、施設運営の効率化による電力コストの縮減(約2億円/年)等が行われる。

情報源 東京都 報道発表資料
〔参考〕森ヶ崎水再生センター消化ガス発電事業 事業提案概要(PDF)
機関 東京都 三機工業(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
水・土壌環境
キーワード 再生可能エネルギー | バイオマス発電 | 東京都 | 下水汚泥 | 消化ガス | 三機工業 | 再エネ | バイオマス資源 | 大田区 | 森ヶ崎水再生センター
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