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 （株）ユニオン産業、富士通（株）の技術協力を得て、環境樹脂を配合した梱包材を試作

  （株）ユニオン産業と富士通（株）は、「包装体の構造」等に関する富士通の開放特許等を活用するための実施許諾契約を締結し、ユニオン産業において、独自の環境樹脂を配合した梱包材を試作したと発表した。これは、川崎市の知的財産戦略推進プログラム「知的財産交流会」の成果であり、同市内の中小企業がもつ高い技術力と大企業が持つ優れた開放特許をマッチングした技術開発の事例となる。今回の試作品は、ユニオン産業独自の環境樹脂を用いて成型した、上下一組のトレイパックであり、それぞれが高さ・大きさの異なる突起を持ち、相互の凸凹枠部分をはめ込むことで収容物をはさむ構造となっている。これにより、梱包材を大幅に削減でき、梱包容積の縮小と梱包作業の効率化が可能になることから、今後、プリント配線板や精密機器、ガラス製品等の輸送用梱包材としての利用が期待されるという。また、使用する環境樹脂は、廃棄時に燃焼しても有毒ガスが発生しない、CO2の発生量が少ないなど、環境配慮型の素材であるという。

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