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 外務省、シエラレオネ共和国に対する無償資金協力「カンビア地方給水整備計画」に関する書簡を交換

発表日:2011.01.20


  外務省は、平成23年1月20日(木)、シエラレオネ共和国の首都フリータウンにおいて、同国に対する無償資金協力「カンビア地方給水整備計画」に関する書簡の交換が行われたと発表した。同国では、1991年から2002年まで続いた内戦により、西部の都市カンビア・タウンの水道施設が破壊されたため、住民の約80%以上が不衛生な井戸水等を使用しており、水質が劣悪な場合が多く、水因性疾患蔓延の原因となっている。今回の協力は、シエラレオネ西部カンビア県のカンビア・タウンにおいて表流水を水源とする上水道施設の整備を行うもの。これにより、安全な水を利用できる人口が現状の約3,400人から約28,500人に増加するほか、安全な水の安定供給が可能となり、水因性疾患の罹患率軽減及び、特に女性及び児童に負担がかかっている水汲み労働の軽減に寄与することが期待される。なお、我が国の同案件への協力は、第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において、我が国が掲げた水と衛生に関する協力を具体化するものという。

情報源 外務省 プレスリリース
機関 外務省
分野 水・土壌環境
キーワード 外務省 | 水質 | 井戸 | 衛生 | 無償資金協力 | アフリカ開発会議 | 給水 | シエラレオネ | カンビア | 疾患
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