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 日本学術会議、「震災廃棄物対策と環境影響防止に関する緊急提言」を公表

発表日:2011.04.05


  日本学術会議は、東日本大震災に対応する第四次緊急提言として「震災廃棄物対策と環境影響防止に関する緊急提言」を公表した。同会議では、東日本大震災による震災廃棄物が広域かつ膨大であり、過去の経験や知見を基にした対応方法では通用しないことを受け、今回の緊急提言をとりまとめた。同提言では、緊急作業を妨げない配慮を行いつつ、また既存法規の理念を尊重しながらも、大胆な構想の下に震災廃棄物処理と環境影響を最小限にするため、産官学民一体となった対応が必要であるとし、基本的考え方として以下の4点を掲げている。1)公衆衛生の確保や有害廃棄物(医療系廃棄物、アスベスト、PCB等)の対応を念頭におき、緊急の処理・処分を行うこと。2)水環境に配慮した暫定集積場所を定め、一定の分別を行うこと。3)復旧・復興における資源活用につながるリサイクルを視野に入れること。4)震災廃棄物リサイクルへの地域雇用と広域連携を推進すること。

情報源 日本学術会議 トップ・ニュース(PDF)
機関 日本学術会議
分野 地球環境
健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード リサイクル | アスベスト | PCB | 水環境 | 環境影響 | 日本学術会議 | 公衆衛生 | 東日本大震災 | 震災廃棄物 | 復旧復興
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