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 環境省、東日本大震災の被災地におけるアスベスト飛散事例を公表

発表日:2012.02.28


  環境省は、東日本大震災の被災地で平成23年12月中旬から実施しているアスベスト大気濃度調査(第4次モニタリング)の調査地点のうち、茨城県稲敷郡阿見町内のアスベスト除去工事現場で、アスベストの飛散が確認されたと発表した。今回、当該アスベスト除去工事の施工前に作業現場の隔離・養生の状況について問題ないことを確認していたことから、アスベストの飛散は、外壁と床の取合シールの経年劣化によりできた隙間から漏れたものと推定されるという。なお、除去現場の建屋境界の一部で、アスベスト繊維が、合計13本/リットル検出されたが、工場の敷地は広く、アスベストの除去工事を行った建屋から敷地境界まで距離があることから、周辺環境への影響はなかったとしている。同省では、今回の事例を紹介し、さらなる石綿飛散防止対策の徹底について、引き続き啓発に努めることとしている。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 健康・化学物質
大気環境
キーワード モニタリング | 環境省 | アスベスト | 繊維 | 飛散 | 茨城県 | 東日本大震災 | 阿見町
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