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 (株)神戸製鋼所、スクリュ式小型蒸気発電機及び小型蒸気圧縮機の新機種を発売

発表日:2011.08.30


  (株)神戸製鋼所は、蒸気関連省エネ機器の新機種として、スクリュ式小型蒸気発電機(中圧蒸気対応型)と、スクリュ式小型蒸気圧縮機を販売開始すると発表した。蒸気は一般的な加熱源として幅広く活用されているが、圧力が低下した蒸気はそのまま大気放出されるなど、有効利用されていないことが多い。同社は、これらの未利用蒸気エネルギーを有効活用するため、高効率のスクリュ式小型蒸気発電機を2007年に商品化。その後、機種を拡充するなどして、現在までに累計で約50台の受注実績がある。今回発売となるスクリュ式小型蒸気発電機は、給気圧力(動力となる蒸気圧力)が1.90MPaG(20気圧)未満の中圧レベルまで対応可能で、従来未利用であった余剰蒸気を活用するため、大幅な省エネと年間約435トンのCO2排出削減効果があるという。また、スクリュ式小型蒸気圧縮機は、大気圧近くまで圧力が低下した蒸気等を昇圧し、利用可能な蒸気に再生することができる。これにより、燃料焚きボイラで新たに蒸気を作る場合に比べて、ボイラ燃料費を75%削減し、年間約983トンのCO2削減効果が期待されるという。

情報源 (株)神戸製鋼所 プレスリリース
機関 (株)神戸製鋼所
分野 地球環境
キーワード 未利用エネルギー | 省エネルギー | CO2 | 神戸製鋼所 | ボイラ | 発電機 | 蒸気 | スクリュ式 | 圧力 | 圧縮機
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