国内ニュース
（独）理化学研究所とDOWAホールディングス（株）、コケ植物を用いた重金属排水処理装置を共同開発へ
発表日：2008.03.28
（独）理化学研究所（以下、理研）とDOWAホールディングス（株）（以下、DOWA）は、鉛などの重金属・レアメタルを高濃度に蓄積するコケ植物体の探索と、コケ植物原糸体を用いた重金属排水処理装置の開発を目的として、2008年4月1日に共同研究を開始する。この共同研究では、DOWAの環境関連のフィールドを活用し、重金属・レアメタルを浄化・回収する新種のコケ植物を探索するとともに、理研の研究チームが既に培養に成功している、鉛を高蓄積するコケ植物を用いて重金属排水処理装置の開発を行う。両者が相互に協力することで、コケ植物を作物、樹木に次ぐ第3世代の植物バイオツールとして捉え、社会に広く受け入れられる環境浄化グリーンテクノロジーの提供を目指すという。
