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 帝人(株)、高耐熱性バイオプラスチックのフィルムとシートを開発

発表日:2011.10.19


  帝人(株)は、高耐熱性バイオプラスチックの新たな用途展開として、フィルムとシートを開発したと発表した。同社の高耐熱性バイオマスプラスチックは、ポリD乳酸とポリL乳酸によって形成されるステレオコンプレックス結晶構造で、高耐熱性、高成形性、耐加水分解性に加え、延伸加工することなく結晶化させても高透過率を確保できるもの。今回開発したフィルムおよびシートは、1)高透過率・高強度を特徴としたパッケージ・印刷基材用途、2)高透過率・低熱収縮・光学等方性を特徴とした光学フィルム用途、3)白色散乱を特徴とした白色反射・印刷基材用途、4)未結晶・高透明を特徴とした透明基材・加飾フィルム・インサート成形・ブリスターパック用途の4つの用途での展開を目指しており、現在、その性能評価を進めている。同社は今後、これまで展開してきた繊維や樹脂にフィルムおよびシートを加えることで、高耐熱性バイオプラスチックの用途開発を推進し、「環境ビジネス」の中核素材として低炭素社会の構築に向けて貢献していくという。

情報源 帝人(株) ニュースリリース
機関 帝人(株)
分野 地球環境
キーワード バイオマスプラスチック | 低炭素社会 | 帝人 | フィルム | 印刷 | 高耐熱性 | シート | 高透過率 | 高成形性
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