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 日本郵船(株)グループ、船舶搭載用の燃料消費量モニタリング装置を開発

発表日:2008.04.08


  日本郵船(株)のグループ会社である(株)MTIと郵船商事(株)、(株)山武は、船舶搭載用の燃料消費量モニタリング装置を開発したと発表した。この装置は、乗組員が、その時々の燃料消費量や、風、波、潮流等の外的環境による燃料消費の効率低下を正確に把握することにより、省エネ運航を図るもの。燃料消費指標であるmile/ton(燃料1トンあたりの航走距離)やton/day(1日あたりの消費量)を、燃料流量カウンターからの燃料消費量と、GPSからの対地スピードに基づいて表示するほか、環境指標であるCO2 ton/mile(1mile航海あたりのCO2排出量)も表示できる。さらに、風向風速等のデータを利用して、燃料消費の効率が低下した際の要因分析もできる。現在、日本郵船が運航する船舶に試験搭載して有効性の検証を行っており、検証後は搭載隻数を増やし、実海域における船舶性能把握の装置としてさらなる改良も行うという。

情報源 日本郵船(株) ニュースリリース
(株)MTI プレスリリース
機関 日本郵船(株) (株)MTI
分野 地球環境
キーワード 船舶 | モニタリング | 燃料 | 日本郵船
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