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 東レ(株)、アラブ首長国連邦の海水淡水化プラント向けの逆浸透膜を連続受注

発表日:2012.09.06


  東レ(株)は、海水淡水化用の逆浸透膜(RO膜)事業で、アラブ首長国連邦(UAE)のアル・ザウラ(アジュマーン首長国)ならびにガリラ(ラス・アル・ハイマ首長国)の海水淡水化プラント向けに、相次いでRO膜を受注したと発表した。2つのプラントの合計造水量は11.3万立方m/日で、いずれも2013年度の稼働開始予定。アラビア湾では温度が35度以上の高温で、かつ塩分濃度も日本近海の1.5倍に当たる5%近い高濃度の海水であることから、海水淡水化技術ではエネルギー多消費型の蒸発法が主流である。今回、納入するRO膜は、同社のナノテクノロジーを駆使し、膜の基本性能である除去性能および透水性能を高いレベルで保持しつつ、膜洗浄で用いられる酸、アルカリ、塩素などの薬品に対する耐久性を大幅に向上させたもので、過酷な海水域での実績が評価された。同社では今後も、UAE国内におけるRO法の普及に貢献していくという。

情報源 東レ(株) プレスリリース
機関 東レ(株)
分野 水・土壌環境
キーワード RO膜 | 逆浸透膜 | 海水淡水化 | プラント | 東レ | 水処理 | アラブ首長国連邦 | UAE
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