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 環境省、PCBを含む廃棄物の焼却実証試験を実施

発表日:2012.10.12


  環境省は、PCBを含む廃棄物の焼却実証試験を実施すると発表した(実施期間:平成24年10月16日~18日)。同省では、PCBを含む廃棄物の処理体制の整備を図るため、平成17年度から同実証試験を行ってきており、今回もPCBを含む廃棄物の処理体制の検討に向け、処理の安全性及び確実性を確認する観点から、鳥取県及び産業廃棄物処理施設の設置者である三光(株)の協力を得て試験を実施する。同試験では、PCBを含む有機顔料、防護具等及び廃アルカリ、並びに絶縁油、コンデンサ及び抜油後の変圧器を焼却し、処理後のコンデンサ、変圧器、燃え殻、ばいじん、排ガス及び周辺大気等のPCB濃度等を分析することにより、周辺環境に影響を及ぼすことなく安全かつ確実に処理されていることを確認する。同試験実施に当たっては、廃棄物処理、分析、健康影響等に関する専門家の助言を得ながら、燃焼ガスの温度を850℃以上に保ちつつ、2秒以上滞留させて焼却を行うという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 健康・化学物質
キーワード 環境省 | PCB | 廃棄物 | 実証試験 | 焼却 | 健康影響 | 鳥取県 | 三光
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