アメリカ環境保護庁、炭素貯留と地下水源の保護に関する規則案を公表
発表日:2008.07.15
アメリカ環境保護庁(EPA)は、炭素貯留と地下水源の保護に関する規則案を公表した。EPAの規則案は、CO2の地中への注入および地下の飲料水源の保護に関する国の枠組みを示すもので、安全飲料水法の地下注入管理(UIC)プログラムによる規制の下、新たな注入井戸の類型を設ける。注入井戸を適切に選択・管理すれば、CO2の地中隔離は大気へのCO2放出削減のために、非常に重要な役割を果たすことができると期待される。規則案は、CO2の長期貯留目的に使用される井戸の所有者と管理者に適用され、既存のUICプログラムに基づき、井戸の適切な立地、建設、試験、モニタリング、そして十分な資金を確保した上での閉鎖を保証するための要求事項が盛り込まれている。CO2の回収・貯留は、温室効果ガスの排出削減のために利用可能な要素技術の1つとなるもので、EPAは、エネルギー省(DOE)と連携して、炭素隔離技術の研究開発を行っている。
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