CCAC、短寿命気候汚染物質削減に向け共同声明を発表
発表日:2013.09.04
「短寿命気候汚染物質(SLCP)削減のための気候と大気浄化のコアリション」(CCAC)の閣僚級会合がノルウェーで開催され、SLCP削減に向けた共同声明が発表された。声明では、毎年600万人もの人々の死亡原因となっている、大気汚染に関連した疾病の防止が急務であるとの認識を世界的に高めることが必要だとし、各国政府の保健・環境関連機関にSLCP削減に向け協力していくよう要請した。また、石油・ガス事業、一般廃棄物などからのメタンやブラックカーボンの排出削減、モントリオール議定書に基づくハイドロフルオロカーボン(HFC)の生産および消費の段階的廃止、レンガ生産の近代化のための技術や政策の実施など、CCACの既存のイニシアティブを強化すること、資金の流れを増強することなども要請した。シュタイナーUNEP事務局長は、気候変動も含めた持続可能性の課題への取組促進に貢献したとし、CCACの功績を評価した。開催国であるノルウェーは会合に先立ち、特に途上国への取組を重点に、約2000万ドルの追加拠出を発表している。
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